紙の出版物のピークは96-97年だった!

「インターネット」という言葉が
新聞にチラホラ登場するようになったのが1994年。

95年にはマスメディアでも大きく取り上げるようになり、
イノベーターな人たちがビジネスにおける活用法について
真剣に検討を始めました。

当時私は某シンクタンクの研究員でしたが、
地方自治体の仕事を受注し、中小企業振興に、
インターネットを活用するための調査・研究を
担当したんですよ!


96年初頭には、ベッコアメ・インターネットが
初の一般向け定額制接続サービスを開始。

インターネットの本格的な普及の第一歩を踏み出しました。


実は、その一方で紙の出版物(書籍、月刊誌、週刊誌)
の発行数(販売金額ベース)は、96年、97年あたりが
ピークだったのでした。

それまでずっと成長してきた印刷媒体でしたが、
以来、今日に至るまでじわじわと低下を続けてきています。


ネットが紙を完全に駆逐することはないでしょうけど、
どこまで下がるのかが気になりますね。

*日本の出版統計(出版科学研究所)
http://www.ajpea.or.jp/statistics/statistics.html

投稿者 松尾 順 : 2009年05月10日 08:26

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コメント

勉強になります。
最近ではネット広告も急激にダウンしているようですね。
今後は、どんな広告が有効なんでしょうね?

投稿者 モーちゃん : 2009年05月11日 11:25

モーちゃん、まいどです!

最近は顧客セグメントがますます細分化され、
それぞれが接触するメディアが大きく異なるため、
どんな広告が効くかという発想をするのは
難しいかなと・・・

自社のターゲット顧客に効く広告は何かという
発想が常に必要でしょうね。依然としてマス広告が
効くセグメントもあるでしょうし、ネット広告、
しかも、特定の媒体じゃないと効かないセグメントも
あるでしょうし。

投稿者 松尾順 : 2009年05月12日 15:52

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