会場調査の事前リクルーティング

都内に住んでる方は
しょっちゅう遭遇されてると思います。

渋谷、新宿、銀座の街頭や私鉄沿線の駅前などで、
おばさんたち(失礼、妙齢の女性たち)が道行く人に

「アンケートご協力ください」

ってやつ。


あれ、会場調査(CLT:Central Location Test)です。

タバコやお酒など嗜好品の新製品の調査が多いですかね。


アンケート協力を承諾すると、
近くの会場に案内されます。

そして、対象商品を試した後、
所定のアンケートに回答するだけです。

所要時間は長くても30分程度。謝礼は数千円です。
ちょっと時間があればいい小遣い稼ぎになりますよ。


会場調査は、
私もたまに企画・実施することがあります。

ただ残念なのは、アンケート協力率が低いんですよね。

そもそもおばさんたち(リクルーター)の声かけに立ち止まって、
アンケートの主旨を聴いてくれることすらほとんどしてくれない。

キャッチセールとかの
下心アリのアンケート依頼も多いですから、
最初から避けられてしまうのでしょう。


調査を実施する側としては
アンケートの目標回収数(100件とか)があるため、
協力者が順調に増えないと胃が痛くなってきます。


というわけで最近は、
事前にネットモニターで調査対象者を絞り込み、
指定の日時に所定の会場に出向いてアンケートに
協力してくれる人を確保して実施する方法が
増えているようです。


もちろん、調査会場周辺の通行人ならではの特性
(青山を歩いているファッションセンスのいい女性限定とか)
が調査対象者抽出の条件に入る場合は、上記のような

「事前リクルーティング」

の方法は採用できませんが。

投稿者 松尾 順 : 2009年03月01日 12:30

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