リリー・フランキーの悩み相談室
今日は、腰が抜けるほど楽しませてもらった
『劇的3時間SHOW』
リリー・フランキーの日(08/10/09)
をアバウトに振り返ってみます。
なお、私の大幅な編集と創作が入っておりますので、
現場で語られた「真実」とは必ずしもイコールではありません。
あらかじめご承知おきを!
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おや、開演時間6時半を過ぎても何も始まる気配ありません。
しかし、立ち見客もあふれる満席の会場は落ち着いた風情。
と、ウグイス嬢のアナウンス。
「ご来場の皆様にお知らせいたします。
開演時間を過ぎておりますが、
リリー・フランキーさんは現在こちらに
向かっておられるとのことです。
あとしばらくお待ちください。」
とたんに、会場は暖かな笑いで包まれました。
想定通り。
やはり「遅刻」してくれないとリリーさんじゃない。
午後7時。リリーさん登場。開口一番。
「いやあ、年末が近くなると道路が混んでますね・・・」
「さっきまで寝てたんですが・・・、二日酔いで・・・」
と悪びれることなく早速講演開始。
遅刻したけど、
「今日は12時までやります」
と、いちおうやるき満々。
さて、まずは「スペシャルゲスト」として、
旧知の仲の某エロ雑誌の編集長を呼びいれたのはいいが、
いきなり
エロ&スカトロ系
の話を展開。
会場を思いきりなごませすぎた後、
来場者が当日記入した様々な質問に答えていきます。
‘リリー・フランキーの悩み相談室’
といったところ。
「えーと、マサチューセッツくんの質問、
ボクは21歳ですがまだ童貞です。
どうしたらいいでしょうか?」
「なるほど。マサチューセッツくん、
どこにいるの。ちょっとステージに出ておいでよ。
出てこないと次に進めないよ」
と無理やり、某大学学生のマサチューセッツ君を
ステージに上げて童貞談義。
「あの社会派ジャーナリストの鳥越俊太郎さんだって、
27歳まで童貞だったんだから。だいたい、男はね、
女に弓を引いてる時間が長ければ長いほどいい仕事を
するんだよ」
「まだ君は女の人のあそこを拝んだことがないんだろう」
「じゃあ、まずはハンバーガーを縦にして食べてみるとかして
その時に備えなさい。これはリリー式想像力の訓練だ」
(中略)
「次の人、私は大学3年生です。
これから就職活動をする私に、何かアドバイスをください」
「ステージにいらっしゃい。えーと君はどんな仕事がしたいの」
ステージに上がった表参道に近い大学の女子学生
(とっても可愛い子でした!)は、
「やりたいことがない」
とのこと。
「好きなことは何?」とリリーさん。
「漫画を読むのが大好きです」
「漫画家になることは考えなかったの?」
「ええ、読むのは好きですが描くほうは・・・」
「君はなかなか面白い漫画を描きそうだから、
漫画家になりなさい」
「えーと、予想外のアドバイスありがとうございます!」
「いや、アドバイスじゃなくて
もう決まったことなんだよ。君は漫画家になる」
かなり、強引なキャリアカウンセリングですね。
(中略)
「70歳過ぎの男の人が好きなんです。
昨年奥様がお亡くなりになったんですけど。
たぶん、リリーさんもご存知かも・・・」
と23歳の独身女性。
「え、そうすると、俺の友達のお父さんが好きなの?」
「ええ、でもそばにいると、
何を話したらいいかわからなくて・・・」
「何も話さなくてもいいんじゃないかなあ。
添い寝してあげるとか・・・」
「食事をしたらお昼寝されてしまうんですよね」
「昼寝してて若い女性にほれられるなんていいよなあ、
長生きはするもんだ!」
「君の方から、好きですと告白しなさい」
「そのほうがいいんでしょうか」
「もちろん、そのおじいさんは大喜びするよ」
とまあ、休憩時間も取らずノンストップで、
親身な悩み相談へのアドバイスが延々と続いて、
ふと時間を見ると10時。
リリーさん、時計を見ながら、
「まだあと2時間はありますね・・・」
と言うと、慌てて脇から顔を出した運営側のおじさん、
「すいません、そろそろお時間が・・・」
の言葉を軽く受け流してさらに話は続く。
10時半、運営側のおじさんの2度目の警告で
ようやく終わる気になったリリーさんは、
新曲の弾き語りで講演を締めくくりました。
リリーさんの歌、とても良かったです。
歌うまいんですね。
「じゃあ、会場の都合があるみたいだから、
これで終わりますけど、これからみんなで
‘笑笑’(わらわら)
に移動しますか!」
私は帰りましたが、
実際、リリーさんと一緒に居酒屋に行った人が
いたかもしれません・・・
30分遅刻したけど、
休憩抜き、主催者側の意向を無視した
1時間の勝手延長で実質、
「3時間半SHOW」
となったリリーさんの講演でした。
投稿者 松尾 順 : 2008年10月10日 12:22
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