現段階でセカンドライフに進出して落胆した企業はアホ!
“これまでの収入は初期投資額の10分の1程度。
撤退した同業他社もいるが、満を持して参入しただけに
どうしたものか……”
これまでにセカンドライフに参入した企業で、
上記のようなコメントと共にため息をついている担当者って
いるんでしょうか?
たぶんそんな人はいないと思いますが、
もしいたとしたら、その人は救いようのない「アホ」です。
セカンドライフの将来性は、
長期的に見れば高いのかもしれません。
しかし、足元だけの状況を見ると、
そもそもの登録ユーザー総数も少ないし、
かつアクティブユーザー比率も低いことから、
十分な収益はほとんど見込めないことが
火を見るより明らかでした。
このへんをちゃんとわかった上で、
あえて参入した企業は、
「記事として取り上げてもらえる」
ことによる広報効果と、
「先進的な取り組みをする企業である」
というブランドイメージ形成効果だけで、
初期投資は十分ペイできるという冷めた判断を
していたはずです。
(参考記事)
『セカンドライフ失速で転機を迎える仮想空間ビジネスの
「現実」』(ダイヤモンド・オンライン)
投稿者 松尾 順 : 2008年07月26日 07:26
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コメント
まつおっちさん
まいどっ!
どれくらいの時間軸でROIを考えることが出来るか!
じっと我慢できるか!
ふところが深いか!
人間力が備わっているか!
器がでかいか!
最近、国家100年の計でリーダーシップをとれるひとがお国にも企業にもほんと少なくなってしまったと憂いています。
投稿者 しがっち : 2008年07月27日 20:21
しがっちさん、まいど!
まったくご指摘の通りです。
人間、我慢が大切ですよね。いつの時代でも!
投稿者 松尾順 : 2008年07月30日 14:19
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