『生物と無生物のあいだ』
『生物と無生物のあいだ』
(福岡伸一著、講談社現代新書)
は読みましたか?
結構固い内容なのに、
50万部を超えるベストセラーになったんですよね。
先日、福岡氏の講演を聴く機会がありました。
福岡氏は、いかにも学者然とした風貌です。
講演中は聴衆とほとんど顔を合わせず、
ゼスチャーも最小限。ややうつむき加減の姿勢まま、
あまり抑揚もなく淡々とした話し方でした。
ところが、話の内容は抜群に面白かった!
著作と同様、わかりやすい説明に加えて、
構成も十分に練られたものであることがうかがえて、
最後まで聴衆の心を捉えて離しませんでした。
最近は米国から輸入された、
インパクト重視の派手なプレゼンテーションテックニックが
もてはやされていますが、やはりまず第一に、
「内容」
の質が大事なんですよね・・・
投稿者 松尾 順 : 2008年07月05日 10:18
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この本を読んだ経緯 ディドロの『ダランベールの夢』が生物学にも絡んでくる内容でした。だからそれに触発されて、積読だった『生物と無生物のあいだ』を読み始めることに... [続きを読む]
トラックバック時刻: 2012年08月12日 17:44
コメント
まつおっちさん
まいどっ!
今の世の中「目先」が確かに大事で、でもそればかりに走っても「真眼」をもっているひとには通用しませんね。
やはり、中身(質)あっての見栄えだと思います。
投稿者 しがっち : 2008年07月06日 08:40
しがっちさん、まいど!!
そうですね。
中身あっての見栄えやプレゼンテーションです。
投稿者 松尾順 : 2008年07月07日 09:54
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