夢の端末・・・進化した紙
ノンフィクション作家、
山根一眞氏は、1980年代末に夢の端末(パソコン)の
「イメージモデル」
をボール紙を切って作ったそうです。
その仕様・特徴は次のようなものでした。
・A4判の厚紙を二つ折りにした薄さ、軽さ
・広げた画面はA3判でカラー表示
・駅の売店や書店前でボタン一つ押すと、
瞬時に新聞や雑誌、書籍がまるごと無線通信で購入でき、
通勤電車内で読める
・操作は画面上に指やスタイラスペンで行う。
・会議では必要資料が各自に配布され、
あたかも紙をくるように読み書きができる。
・この紙端末だけで全世界とテレビ会議が可能で、
映画も視聴可能。
山根氏が作成したこのイメージモデルの
根底にあったのは、人類が長年使ってきた「紙」が
究極のメディアであり、パソコンが目指すべき姿も
「進化した紙」
であるべきという考え方でした。
現時点では究極の薄さを実現した
「MacBook Air」
は、中根氏のイメージモデルの実現が
近いことを予感させますよね。
さて、この確実にやってくる未来で、
確実に窮地に陥るのは
「製紙業界」や「印刷業界」
ですよね。
このような業界の人たちは、
未来の変化に適応する準備ができているでしょうか・・・?
投稿者 松尾 順 : 2008年03月20日 11:32
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