『微力の力』
15日の夜、「亀有」というちょっと珍しい場所(「こち亀」の
両津勘吉巡査長の銅像が駅前に立ってますね)で開かれた
『微力の力』ほそぼそ出版パーティ
に参加してきました。
今回は、あえて「ほとんど告知をしない」方針を取られたので、
「ほそぼそパーティ」の名の通り、こじんまりとした集まりと
なりました。
おかげで、著者の方、および参加された方々と
濃密な会話ができて楽しかったです。
さて、『微力の力』(07/10/15発行)は、
本質を鋭く切り取る橘川幸夫さん(ロッキング・オン創刊者)と、
魂を貫くような表現がしびれる村松恒平さん(70年代「宝島」の
編集者)の共著。
内容は、かなりディープなテーマを取り上げながらも、
お二人の対談スタイルで書かれているので読みやすい本です。
同書の中から、気になった発言をひとつだけ紹介しましょう。
“ネットというWeb2.0の考え方に対して、僕は、
編集機能を加えたWeb1.5という考え方を準備している。
実際にやらないとわからないと思うので、やるけどね。”
ネットは書く場所であって、読む場所ではない。
ネットで見つけた素材を、読むに値する文章に編集する作業が
絶対に必要なんだ。”(橘川さん)
『微力の力 おバカな21世紀、精神のサバイバル』
(橘川幸夫、村松恒平著、エンターブレイン)
投稿者 松尾 順 : 2007年10月20日 08:29
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.mindreading.jp/mt/mt-tb.cgi/662
このリストは、次のエントリーを参照しています: 『微力の力』:
» 両津勘吉像@亀有 from たび☆めし☆うま BLOG
漫画やアニメで有名な「こちら葛飾区亀有公園前派出所(こち亀)」。すっかり東京名物となり、亀有駅前には主人公の両津勘吉像が立ってます。なぜか金色ですが、意外にマッ... [続きを読む]
トラックバック時刻: 2007年12月28日 00:34
コメント
コメントしてください