「これからは日本の時代だ」

「これからは日本の時代だ」

とおっしゃる有識者の方は結構多いですよね。

これまでは、グローバルスタンダード=米国という図式が
強かったわけですが、日本独自の文化や考え方が世界に
じわじわと浸透しつつあります。


その先鞭をつけているのがポップカルチャー。
端的に言えば、萌え系文化です。

ポップカルチャーの中でも、特に日本のコミック(漫画)が、
海外でもすごい人気なのはご存知ですよね。

日本の漫画本は、単行本などと同様「右開き」です。
つまり、右から左へと読んでいきます。

でも、洋書を手にとってもらえればわかりますが、
欧米では逆の「左開き」ですね。
左から右へとノンブル(頁数)が増えます。


ですから、日本のコミックが輸出される時は、
右開きから左開きに製本形態を変えるため、
左右を入れ替えて、つまり裏返して印刷されていました。

この結果、日本漫画のキャラクターの多くは、
輸出版(翻訳版)では、左利きになっていました。


ところが、これはオリジナルと違う、本物じゃないということで、
右開きで製本された日本漫画の翻訳版が増加しているです。

日本のコミックパワーが、欧米の書籍業界のスタンダードを
日本流に染めつつあるというわけです。

投稿者 松尾 順 : 2007年02月04日 02:01

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