ペルソナデザインの専門サイトオープン!

「ペルソナデザイン」の専門サイトが今月オープンしてます!
(日経デザインの広告で知りました)

*personadesign.net


運営企業は、m.c.t(Marketing Communication Technology)。


私は、同社とはなんらつながりはありませんが、
「ペルソナ」に絞ったサイトは日本では初めてですし、
コンテンツもなかなかわかりやすくまとまっているので
簡単にご紹介したいと思います。


「ペルソナ」については、私も以前このメルマガ&ブログで
書きました。

*できるだけリアルな顧客の仮面をかぶる方法

また、シナプス・マーケティング・カレッジで
講師を務める「Webマーケティング」では、
サイト設計のツールとして「ペルソナ」の考え方を受講者に
ご紹介しています。

実際、「ペルソナ」はとても有効なプランニングツールだと
考えています。実務でも利用してますし!


さて、personadesign.netでは、
ペルソナを次のように定義しています。

「企業が提供する製品・サービスにとって最も重要で
 象徴的な顧客モデル」

そして、「ペルソナデザイン」とは、

「上記の顧客モデルを作ること」

です。


ペルソナデザインの狙い(目的)は、

・企業として本当に大切にしなければならないユーザを
 明確にする
・ユーザーを、具体的に、深く、ひとつの物語として、
 理解する
・ユーザ自身でさえ気づいていないニーズを発見する

と説明されています。

これだけだとちょっとわかりにくいかな・・・


私は、シナプスの講座では次のように説明しています。

従来のターゲットの想定は、

「仕事を持つ20代の女性」

といった大きなくくりに止まっていることが多いですね。

でも、これでは、おおざっぱすぎて、
ユーザーのライフスタイルやニーズが明確に見えてきません。

ペルソナでは、象徴的な顧客像(モデル)を詳細に設定
することによって、より具体的で明確な顧客イメージを
ベースにしたプランニングができます。

結果として、よりターゲットのライフスタイルやニーズに
合致した、エッジの効いたデザインやコンテンツ設計が
可能になります。


どのくらい詳細に顧客像を設定するかというと、

名前、年齢、身長、体重、体型などから始まり、職業、
住居形態、家族構成、学歴、年収、趣味、保有車、
食事の好み、飼っているペット、などなど。

ケースバイケースですが、ターゲット顧客の毎日の生活が
ありありと浮かぶくらいの詳細な記述を行います。


Personadesign.netには、
ペルソナの歴史(ヒストリー)も掲載されていますね。

どうやら、99年以前にアップルが、
インターフェイスデザインにペルソナを採用したのが
始まりのようです。

また、2005年の10月の時点では、
Fortune500の企業がWebサイト構築を依頼している
“ベスト12社”のすべてがペルソナデザインを活用

とあります。
(“ベスト12社”というのは、Web制作会社のことでしょう)


上記サイトには、米国の調査会社フォレスターリサーチ社の
ペルソナ関連のレポートも一部紹介されていますので、
Web制作に関わっている方は一度のぞいてみたらどうでしょう。


11月1日に“日本初”の

「ペルソナデザインのセミナー」

も開催されるようです。


事例のコーナーが、準備中なのが残念ですけど・・・

投稿者 松尾 順 : 2006年09月29日 06:09

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