本当は目だって欲しくなかった製品
出るんですよ。うちの事務所にも・・・
ゴ**リが!!
(名前だけで身の毛がよだつ方に配慮して一部伏字)
もちろん「うようよ」はいませんが、
たまに影から突然飛び出すのでびっくりさせられます。
事務所は、マンションの一室で流し台がついてます。
でも、一切料理などはしません。
食べ物らしきものは、コーヒーの出し殻と、
外食続きの体の健康のためにたまに買ってくる果物くらい。
この部屋は、彼らにとってあまり住み心地が良いとは
思えないんですけどね。
それで、仕方なく「ゴ**リ*イ*イ」みたいな捕獲器を
置いていた時期があったんですが、あれ目立つので
いやなんですよね。
だいたいパッケージは真っ赤に塗られているし、しかも、
表面には、デフォルメされている(もろ実写のもありますね)とは
言え、「ゴ**リ」がうようよ描いてあります。
事務所にいらした客人がこの捕獲器を見て、
「あれ、この事務所はゴ**リがいるんだ」
なんて思われるのがいやで、今は購入していません。
たぶん、同じようなことを感じていた消費者は
多かったんだと思います。
実際、2005年8月に実施された日経デザインの調査によると、
「ゴ**リ」を嫌いと答えた人のうち43%が、
捕獲器のパッケージに彼らの絵や写真を載せないで欲しいと
思っていることがわかっています。
ただ、「あの絵や写真をどうにかして!」とメーカーにわざわざ
文句言う人は、いままでいなかったんじゃないでしょうか。
おそらく、隠れた要望として消費者の潜在意識の中に留まっていた
んだと思います。
しかし、とうとう、上記のような消費者の隠れた要望を
反映させた新商品が登場しました!
は、箱ティッシュを思わせる落ち着いたデザイン。
日経デザインの調査結果を参考したかどうかわかりませんが、
「ゴ**リ」のいる家という印象を与えない、という
製品のネガティブ要因(購入阻害要因)を取り除いた製品です。
従来の捕獲器の派手なデザインは、捕獲器の効き目をアピールし、
購入意欲を喚起することを狙いにしていたもの。
フマキラーの新製品は、製品の「購入時」ではなく「使用時」に
に焦点を当てたという点で注目に値します。
さて、どのくらい売れるのか、しばらく様子を見てみましょう。
蛇足ながら、事務所用として、
さらに目立たない「黒一色」のデザインも出してくれないかなと
思いますね。
投稿者 松尾 順 : 2006年06月26日 10:31
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コメント
「ゴ**リ」対策なら「コンバット」をおすすめします。
以前の職場はこれを置いたら一匹も見なくなりました。自宅もそれに倣って置いたらやはり見なくなりました。
パッケージも黒なのでおすすめです。
投稿者 TJ : 2006年06月27日 14:37
TJさん、まいど!
コンバットは黒でしたね。
試してみます。
投稿者 松尾順 : 2006年06月27日 16:57
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