健康ランド、またはスーパー銭湯

温浴施設に、休憩スペースや飲食施設、マッサージなど
各種健康関連サービスを提供する場所が
健康ランド、またはスーパー銭湯ですね。

健康ランドというのは古臭い言い方で、気取った言い方だと
クアハウスですが、入浴料を含む入場料金が2-3千円かかります。

一方、スーパー銭湯は、温浴施設以外のスペースが少ないですが、
入場料金は取りません。500円程度の入浴料で済みます。

私は、こういったところが大好きで、健康ランド系だと事務所に近い
「ラクーア」に行きますし、自宅の松戸周辺のスーパー銭湯もあちこち
行きます。

ただ、最初はあちこち行ってみるのですが、しばらくすると行く場所が
決まってきて、他の場所にはあまり行かなくなります。

結局、なぜ特定の健康ランド、スーパー銭湯しか行かなくなるのか、
振り返って考えてみると、「食事」なんですね。核商品の温浴施設
じゃないんですね。

ああした施設は、大量の顧客にすばやく提供しなければならないので、
冷凍品+電子レンジを多用してます。要するに「チン」して出すものが
多いのです。働いている人も、入れ替わりの激しいパートでしょうから、
あまり手のこんだ食事は作れないということも背景にあるでしょう。

そうすると、味の良し悪しがはっきり出るんですね。
もっと端的に言うと、経営者の食事内容に対する姿勢や考え方が
現れています。

で、従来からある健康ランドでは、本当にがっかりする味のことが
多いですね。新しくできたスーパー銭湯でも、温浴施設は立派だけど
食事はがっかりというところがあり、そうしたところからは自然に
足が遠のいてしまいます。

私の好きなラクーアでは、食事もちゃんとしたレストラン(居酒屋、
焼肉など)が揃ってますので文句なし。

自宅の近くでよく行くスーパー銭湯の食事処では、例えば、
そばは、「信州そば」と「二八そば」の二種類が選べます。
他の食事もかなりおいしい。

温浴施設というのはまさにハードなものであまり大きな差は
つけにくい。でも、食事はソフトなもの。味の点で差別化を
するのは比較的簡単なはず。

健康ランド、スーパー銭湯に限りませんが、どこで他の施設と
競争優位性を確保すべきか、ちゃんとわかっている会社と
そうじゃない会社で業績に差が出てくるのはしごく当然ですね。

投稿者 松尾 順 : 2006年01月03日 08:00

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