信頼と好意 Part1

今年度前期(4-7月)、私は、ある大学の2年生対象の必修科目
「キャリア・デザイン」の講義をやる機会がありました。

3年生から始まる就職活動に備え、学生さんたちに
仕事とは何か、働くとはどういうことか、を考えてもらいました。

カリキュラムの方向性は決まっていましたが、
実際の内容については、講師の裁量でかなり自由にできました。
そこで、硬軟いろいろな話を織り交ぜ、たまには結構脱線(^o^)
したのですが、学生さんたちの受けが良かった話に

「相手のハートをゲットする方法」

というのがあります。

相手というのは、お客さん、友人、あるいは付き合って欲しい
好きな異性でも良くて、要は、

社会の中でいい人間関係を築くためのコツを説明したのです。

いい人間関係を築くコツがわかっていれば、仕事もプライベートも
うまくいくし、幸せな毎日が送れるわけですから、
キャリアデザインの講義としては適切なトピックだったと、
私は思っています。

で、このメルマガでは、「お客さんのハートをゲットする方法」
として2回に分けてご説明したいと思います。

「お客さんのハートをゲットする」とはどういう状態かと言うと、
お客さんが自分の販売する商品を喜んで購入してくれる、
また繰り返し購入してくれるような、
「長期的な付き合いとなる取引関係」を築くことです。

けっして、巧みなセールストークとか手練手管で
「お客さんを落とす」ということではありません。

そして、「長期的な付き合いとなる取引関係」を築くための
2つのキーワードが、「信頼」と「好意」です。

まず、相手が私を「信頼」してくれなければ、
取引は始まりません。仮に、初回は購入してくれたとしても
信頼がなければ繰り返し購入はしてくれません。

ただ、「信頼」だけでは、長期的な付き合いは難しい。
他にも、同じくらい「信頼」できる人はたくさんいるから、
浮気されてしまう可能性があるんです。

したがって、「信頼」に加えて「好意」を得る必要があります。

では、まず相手の「信頼」を得る方法から説明します。

それは、相手が自分に基本的な要求や期待を満たしてあげること。

商品で言えば、相手が求める機能、性能、品質、価格のものを
提供することです。
また、あなた自身についていえば、約束の時間を守る、
納期を守るといったことです。

こうして得た「信頼」は、おおむね合理的・理性的な評価です。
実際のところ、やって当たり前のことですね。
だから、それだけでは足りない。

非合理的・感情的な評価である「好意」を勝ち得ていくことが
必要なのです。

では、どうやって「好意」を得るのか。

次のメルマガ(月曜日のブログ)でコツをご説明しますね。

投稿者 松尾 順 : 2005年11月25日 05:50

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