たまにはアナログ
昨日のメルマガ(ブログ)で、お客様に手書きの手紙やはがきを
送るのが効果的といったことを書きました。
人の温もりを失わせるデジタルメディア全盛時代だからこそ、
逆にアナログが希少になるんですよね。
普段のやりとりは、まあデジタルでもいいけれど、
たまにアナログの暖かさがあると心がほっとします。
この効果を積極的に活用している会社もありますね。
例えば、最近急成長している某通信販売会社は、
顧客に送る手書きの手紙を毎日ひたすら書き続ける社員を
5、6名雇っています。
目先のコストは高くつくように見えますが、この会社では、
そうした人を感じさせるコミュニケーションがリピート顧客、
ロイヤル顧客の育成につながると確信しているんですね。
さて、アナログの必要性が見直される中で、高級手紙用品も
売れているようです。
老舗封筒メーカーの「ハグルマ封筒」は、2001年に
高級品を扱う「ウイングド・ウィール」を表参道に出店。
当初から売り上げ好調で、2006年9月期の売上高は
前年度4割増しを見込んでいるそうです。
携帯電話やEメールの普及で、個人の封筒やはがきの利用は激減
しましたが、単なる社交辞令ではなく、きちんと自分の気持ち
を託したい特別の機会には、やはり、デジタルじゃなくて
アナログメディアを使いたいと思いませんか。
企業だって、コストを考慮すると、いつもというわけには
いかないけれど、時々は目先をかえて強い印象を与えるメディア、
つまり郵便を使う価値を見直し始めているのです。
そして、上記のような場合、手紙やはがきの素材は、
和紙100%のものや、洗練されたデザインのものが選ばれます。
価格の安さはあまり問題ではありません。
企業側から見れば、価格競争から脱することができるわけです。
投稿者 松尾 順 : 2005年11月15日 12:20
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トラックバック時刻: 2013年11月13日 13:56
コメント
基本はやっぱりアナログだと思います。でもメールと肉筆の割合を考えてみると、もう99%はメールになっています。それで時に肉筆に挑んでみると、自分の字がガタガタになっているんです。うまく書けない。肉筆で書く機会をつくらないとまずいかなと思ってしまいました。アナログは身体が基本ですね。
投稿者 喜山 : 2005年11月22日 11:20
喜山さん、コメントありがとうございました。
私の周りだけかも知れませんが、セミナーなどでご一緒した方から、ハガキでご挨拶メールをいただくことが多くなってきたように感じています。
私も、こんなブログを書いている手前、手書きで返信しなくちゃと思ってます。
でも、私も喜山さんと同様というか、私の場合、自分の字が小さい頃からガタガタ(笑)で、どうも気が進まないんですよ。
でも、そういってる場合じゃないので、Eメールじゃなくて、手書きに挑戦します。
投稿者 松尾順 : 2005年11月22日 13:00
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